データで見るスタジオミライ
スタジオミライは今年で設立8年目(2026年現在)。
ここまでたくさんご縁があり、たくさんのプロジェクトに携わることができました。
あるときは、ホームページ屋さん。またあるときはシステムを組み上げるエンジニア。ときどきデザイナー、動画制作者...。
よく「何が専門なのかわからない」と言われるほど様々なジャンルの仕事に挑戦させてもらっています。あれこれ見境なく手を出して仕事をしてきたのではありません。誰かの課題解決のために都度最適な方法を選んできた結果、いつのまにか出来ることが増え、色々なかたちの成果物が残ったと言えるのです。
可視化するということ
今回は、その出来ることの中で根幹をなしている「可視化(ビジュアライゼーション)」について書きたいと思います。数あるデータや情報を適切に整理して、「見えにくかったものを見えるようにする」ものです。
ホームページをつくることも、事業者のたくさんの情報を整理して、伝えたいことをまとめた可視化のひとつだといえます。システムは散らばった業務やデータを一目でわかる形にし、デザインや動画は伝えたいことをひと目で届く形にする。手段は違っても、私たちの仕事の根っこにあるのは、いつも「整理して、見えるようにする」ことなのです。
言葉で説明するより実際に見ていただくほうが早いと思います。身近なところで、スタジオミライ自身を題材にしてみました。設立からの8年間でお付き合いいただいたクライアントや案件のデータを集計し、グラフにしてみることにしました。これまで漠然と「だいたいこんな感じだろう」と思っていたことも、可視化してみると意外な発見がありました。その答え合わせも含めて、ご覧ください。
クライアント数の推移(累計・直接取引)
設立から現在までにお取引いただいたクライアントは、累計で65社になりました。
1年ごとの増え方を見ると、2023年までは毎年7〜9社のペースで増えています。創業当時は営業に力を入れていたため、新しいクライアントが次々と増えた時期です。2024年からは3〜5社増とゆるやかになりました。仕事が減ったのではなく、それまでのクライアントとのお付き合いが長く成熟したものになり、1社1社の課題により深く関わるようになったためです。
そして今年は12社増と、これまでで最も大きな伸びになりました。「wp119緊急レスキュー」をはじめとした全国向けのサービス展開や、近年の情勢から求められるようになったセキュリティ対策・IT顧問的な案件に、積極的に取り組み始めたことが表れています。
日々の仕事の中では「忙しくなった」「少し落ち着いた」という感覚しかありません。でもこうして棒を並べてみると、スタジオミライの歩みの節目が、グラフの傾きの変化としてはっきり見えてきます。
クライアントの業種
最も多いのは「制作会社・広告代理店・デザイナー」で25%。全体の4分の1が、同じものづくりの業界からのご依頼でした。続いて地域の団体・NPOが12%、建設・住宅とサービス業がそれぞれ10%、経営者の会が9%です。
残りも小売・製造、福祉、飲食・農業、士業・コンサルがそれぞれ6%と、10以上の業種に分かれています。「何が専門なのかわからない」と言われるのも、このグラフを見ると納得です。
一方で、地域の団体・NPOと経営者の会を合わせると21%。地域のつながりの中でお声がけいただく仕事が、しっかり柱になっていることもわかります。
クライアントの所在地
地元・下関市のクライアントが60%。下関市以外の山口県内22%と合わせると、82%が県内のクライアントです。
県外は残りの18%で、広島県が6%、福岡県・島根県・神奈川県が各3%、東京都・石川県が各1%と続きます。オンラインでの打ち合わせが当たり前になった今でも、仕事の大半は顔の見える地元から生まれていることがはっきりしました。
同時に、関東や北陸のクライアントもいらっしゃいます。「地元密着」を軸にしながら、少しずつ外にも広がっている。これが今のスタジオミライの姿です。
直接取引と代理店経由の比率
直接取引が60%、制作会社や広告代理店などを経由したお仕事が40%でした。
業種のグラフで「制作会社・広告代理店・デザイナー」が最も多かったこととも重なります。同業のパートナーから技術面を任せていただく仕事が、全体の4割を支えているわけです。
代理店経由の仕事は、自分たちだけでは出会えない規模や業種の案件に関われるのが魅力です。一方で直接取引は、クライアントの課題に最初から向き合えます。どちらが良い悪いではなく、このバランスを知っておくことが大切です。片方に偏りすぎれば、ひとつの取引先の事情で仕事量が大きく揺れることもあるからです。
案件の種類・内訳
最も多いのはホームページ制作で36%。次いでシステム開発が23%、更新・保守が11%、印刷物・グラフィックが10%、サーバーが9%、その他が11%です。
冒頭で「あるときはホームページ屋さん、またあるときはエンジニア」と書きましたが、その比率がようやく数字になりました。ホームページに関わる仕事(制作・更新保守・サーバー)を合わせると56%で、やはり軸はWebにあります。一方、システム開発も4件に1件近くあり、もうひとつの柱と呼べる規模です。
また、更新・保守とサーバーで合わせて20%。つくって終わりではなく、その後も長くお付き合いが続いている仕事がこれだけあることも、改めて見えてきました。
可視化して見えてきたこと
こうして並べてみると、スタジオミライの現在地がいくつかの事実として浮かび上がってきます。
- クライアントは8年で約6倍。2024年に一度伸びが緩やかになったものの、今年は過去最大の伸び
- 業種は10以上に分散。ただし同業の制作会社・代理店と、地域の団体・経営者の会が大きな柱
- クライアントの82%は山口県内。地元に根ざしながら、県外にも少しずつ広がっている
- 仕事の4割はパートナー経由。直接取引とのバランスで成り立っている
- 軸はWeb(56%)、もうひとつの柱がシステム開発(23%)
毎日その中にいる当事者ほど、全体は見えにくいものです。目の前の仕事や、印象に残った出来事で全体を判断してしまいがちです。
データは、そんな主観に「待った」をかけてくれます。そしてグラフにすることで、誰が見ても同じものが見えるようになります。社内で話し合うときも、感覚ではなく同じ絵を見ながら議論できるのです。
まずは一度、整理してみませんか
「売上が伸び悩んでいる」「何から手をつければいいかわからない」。中小企業の経営者の方から、こうしたご相談をよくいただきます。
そんなとき、いきなり新しい施策を打つ前に、まず今ある情報を整理してみることをおすすめしています。特別なデータは必要ありません。顧客リスト、売上の記録、問い合わせの履歴。手元にあるものを並べて、グラフにしてみるだけでも見え方は大きく変わります。
- どんなクライアントに選ばれているのか
- どこから仕事が来ているのか
- 何が伸びていて、何が止まっているのか
主観ではなく、客観的な事実から現状を知ることが、次に進むための確かな手がかりになります。
スタジオミライでは、こうしたデータの整理や可視化のお手伝いもしています。ホームページやシステムづくりの前に「まずは状況を整理したい」という段階からでも、お気軽にご相談ください。見えなかったものが見えたとき、次の一手はきっと見つかります。

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